7月に初めてコンクールに挑戦する生徒さんのレッスンが昨日ありました。
先月までは、全然進んでいなかったのに、今日はバッチリ最後まで暗譜で弾いてきました!
コンクールまであとレッスンは3回。ここに来て気合が入ってきたようです。
始めはあまり乗り気じゃなかったコンクール。
送り迎えしてくださるお父さんが最近、結構弾けるようになったので、
ぜひ出て欲しい!と。3人で何度か話し合って参加を決めました。
渋々のようにも見えましたが、弾けるようになってきて、
何より保護者の方が喜んでいるのが、生徒さんも嬉しいようで、
とても良い効果に繋がったようです。
このようにコンクールでモチベーションを徐々に上げていく生徒さんもいますが、
そうでない生徒さんもいます。
コンクールは1つの目標ではありますが、絶対のものではないと思っています。
挑戦してみる心も大事ですが、コンクールのプレッシャーやストレスに
押しつぶされそうな思いをする生徒さんもいます。
保護者の方と3人で話し合って、今年はコンクールに出ないと決めたとたん、
生き生きと弾けるようになった生徒さんもいました。
私自身、学生時代あまりコンクールに出ていませんでした。
先生の意向もありましたが、極度のあがり症なのもあり、
本番の日はこの世の終わりのような不安感にいつも苦しみました。
多感な時期だからこそ、心を通わせるツールとしての音楽の役目を大切にして、
本人がやりたいと思った時が最良。
そう信じて、丁寧に接していきたいと思います。
Comments